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北豊島高等学校
2023年12月22日
オリジナルセミナーの一環として「国際理解」を開催(東京都・通信制高校)
12月20日(水)、北豊島高等学校(東京都荒川区)では、オリジナルセミナーの一環として「国際理解」を開催しました。オリジナルセミナーとは、“主体的に学ぶ姿勢を身につけること”と“進路選択への考察を深めること”を目的としている講座で、生徒たちにとっては、体験的・交流的な活動を通して、普段の学習とは違った学びを得られる機会となっています。
今回は、ネイティブスピーカーの先生にお越しいただきました。前半のテーマは“世界中のスラング”。
それぞれ自己紹介を行った後、なぜスラングを学ぶべきかについて、講師のHALL先生とNORTON先生が説明。
「なぜスラングを学ぶのか。それは、異文化をよりよく理解できることや、コミュニケーションをより表現豊かに、スムーズにできるからです。また国によって意味が異なることもあるため誤解を防ぐことにもつながります。英語での会話スキルを上達させるために学ぶのです。」と話し、生徒にわかりやすいよう身振り手振りを交えながら英語だけでなく、時には日本語を用いて説明しました。
まず学んだスラングは“Gucci”。先生からグッチとは何?と質問をされると生徒は、“ブランドのグッチ”と回答。しかしここでの意味は、“Good(Feeling)”挨拶でよく使うフレーズだと説明。「How are you?―I‘m fine thank you , and you?」は教科書的であまり使われず、「How are you?―I‘m Gucci and you?」の方が一般的だと話しました。そのほかにも”Lit=something is great” “I’m down=Sure.Let’s do it”などスラングを紹介。「えーそうなんだ」と生徒の驚いた様子が見受けられました。
続いて、国によって言い方が違うものを紹介しました。例えばマクドナルド。カナダではMcDonalds(マクドナルズ)、オーストラリア・UKではMacca’s(マッカーズ)、アメリカではMickey D’s(ミッキディーズ)と違いがあると説明。
クイズ形式で出題され盛り上がりを見せました。またそのほかにもHALL先生が驚いたスラングも紹介。
「“eh?”は、相手に同意するという意味や確認する意味ということは理解していましたが、それはテレビの中でのことで本当に日常的に使うフレーズだとは思っていませんでした。でも初めて会ったカナダ人がNORTON先生で、その時eh?と会話するたびに話していたので、”本当に使うんだ“と驚きました」と自身の体験を踏まえて説明しました。
後半は、アメリカ、カナダ、オーストラリアのクリスマスについて画像や映像を使いながら紹介。クリスマスの過ごし方が話され、異文化を知る機会となりました。クリスマスカードもみんなで作り、終始生徒たちは楽しそうに授業を受けていました。
生徒にお話をお聞きすると、「映像や写真などを交えて話してくれたので、理解しやすく楽しかった」「授業が楽しかった!“Guuci”です!」「クリスマスカードはMerry Christmasの筆記体を描くのが難しかった」など感想を話してくれました。
このオリジナルセミナーは、国際理解の他にも、大学や専門学校の担当者からお話を聞ける「オンライン進路ガイダンス」や福祉系の情報や仕事について理解を深められる「福祉系セミナー」、「デザインワークショップ」なども開催しています。今回の国際理解も体験的・交流的な活動となり、学科の勉強では得られない貴重な経験になりました。
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