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N高等学校・S高等学校・R高等学校
2025年12月10日
プレゼンテーションイベント『Nプレゼンフェス2025』を開催!/N高グループ(全国・通信制高校)
11月30日(日)、学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校、S高等学校、R高等学校(以下、N高グループ)、N中等部のプレゼン大会『Nプレゼンフェス2025』が、コクヨ株式会社の東京品川オフィスTHE CAMPUS HALL 「CORE」で開催されました。

N高グループでは、生徒が「オリジナルのアイデアを見つけ、広げるために“表現する場”」を体験することを目的に、2019年からプレゼンテーションイベントを実施。
昨年までは『NED』という名称で開催されていたものを、7回目となる今年は『Nプレゼンフェス』と名称を変えて行われました。
Nプレゼンフェスでは、「スピーチ」「スキルバトル」「探求」の三部構成で開催。
当日は、発表者以外にも生徒会メンバーが裏番組の制作やPR、当日の進行サポートを担当するなど、生徒たちが主体的にイベントに携わる姿がありました。
会のはじめには、生徒会長の嶋田遼祐さんが登壇。Nプレゼンフェスの開催について「生徒会はこの日のために、表舞台を支える裏方としてプレゼンターのみなさんの挑戦を後押ししてきました」と生徒会の取り組みを紹介し、「みなさんが今日まで悩み、考え、磨き上げてきた一つひとつの言葉は、必ず誰かの心を動かします。どうか胸を張って堂々と発表してください」と思いを伝えました。

最初に行われたスピーチ部門では、57名の応募から予選やワークショップを経て選び抜かれた10名が1分間で自由にプレゼン。
委員会活動での経験や自分の趣味、大事にしている考え方などを分かりやすく紹介しました。

スピーチ部門のゲストとして講評者を務めたのは、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の伊藤羊一学部長。各プレゼン後に講評を行う中で、「1分という短い時間の中で説得力のある話ができるのが、非常に素晴らしい」と生徒たちを称賛。伊藤氏は、事前のワークショップも担当し、生徒たちのプレゼンを一度見ていたようで、「この経験を今回で終わりにするのではなく、これから先も続けていくこと、周りに広めることをやっていってください」と伝えました。

次に行われたのは、スキルバトル部門。予選を勝ち抜いた8名の挑戦者が2つのグループに分かれ、1分間の「プレゼンカラオケ」に挑戦。決められたテーマに合わせてスライド2枚を使って即興でプレゼンを行うプレゼンカラオケは、挑戦者の対応力と構成力が試されます。オンラインと会場の視聴者、ゲスト審査員による投票で各グループの勝者を決定。勝ち抜いた2名で1分間の即興プレゼン「三題噺」を行いました。

優勝したのはN高1年生の吉田光希さん。「自信がなかったと言えば嘘になりますが、みんな手強い仲間たちで切磋琢磨してきてお互いの強さを知っているからこそ、不安な部分もありました。当日しっかりと良いパフォーマンスを出した結果が出て、嬉しく思います」と喜びを伝えました。吉田さんには、N高グループ第4期生徒会から副賞としてAmazonギフトカード5万円分が送られました。

最後に行われたのは、探求部門。14組22名が自身の興味関心や研究テーマを深掘りした成果を4分間でプレゼンしました。不登校や起立性調節障害の認知を広げる活動について発表する生徒や、写真やけん玉など取り組んでいることを伝える生徒もいました。

ゲストとして講評者を務めたのは、俳優・モデルの莉子氏、クリエイティブディレクターの辻愛沙子氏、ノンフィクションライターの石戸諭氏、会場を提供しているコクヨ株式会社イノベーションセンター副センター長の三浦洋介氏。生徒の発表後にはゲスト審査員から講評が送られました。

▲提供:N高等学校、S高等学校、R高等学校

当日は、第3部のゲスト講評者4名と司会を務めた小澤陽子アナウンサー(フジテレビ)による、クロストークも実施。生徒たちの質問に答えました。

最優秀生徒に選ばれたのは、S高3年の油谷駿杜さん。『「日本一、中高生の勢いがあるまち」をつくる』と題して、地元である富山県高岡市で行っている中高生を対象とした「変革祭」を通して課外活動に取り組む中高生が増えた経験を伝えました。

ゲストの辻氏は最優秀生徒に選ばれた油谷さんに対して、「将来どんな大人になるのか、可能性をすごく感じるプレゼンだった」とし、「熱量や謙虚さ、パッションも感じましたし、いろいろな背景を踏まえてなんて応援したくなる人なんだろうと思いました。これから先も応援しています」と伝えました。
自身の経験や思いをプレゼンという形で表現した生徒たち。素晴らしいプレゼンの数々に、会場は大きな拍手で包まれました。

▲提供:N高等学校、S高等学校、R高等学校
(取材・文/学びリンク編集部 片山実紀)











