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勇志国際高等学校
2019年08月09日
映画・演劇・声優コースによる第4期期末公演(福岡県・通信制高校)
7月19日(金)、勇志国際高校の映画・演劇・声優コース(以下、EESコース)は第4期期末公演を行いました。題名は『とある夏の日』(脚本 / 総合演出:シマハラヒデキ)。EESコースの生徒5人が出演しました。
30席の観客席と舞台セットが準備された福岡学習センターの教室が公演会場でした。高校生たちの演技を間近で観ることができ、また、教室の一室だったこともあり、実際の高校生が劇をするのだと感じられるものとなりました。
約2時間、5人の生徒は入れ替わり立ち代わり、あらゆる役を体現しました。「死とは何か、生とは何か」を考える脚本となっており、夏にぴったりの肌寒い不思議な世界が繰り広げられました。人が銃で撃たれたり、撃ったりするシーンは、観客に緊迫感を与え、怖くなって泣いてしまう子もいたほどです。大きく通る声に、はっきりとした仕草、表情は高校生とは思えない程、洗練されたものでした。
無事公演を終え、観客に挨拶をした生徒たち。その満ち足りた表情を浮かべる生徒たちに、観客は大きな拍手を送りました。
この日出演した生徒に話を聞いたところ、演劇の練習は週2回、2時間行われているとのこと。今日の感想を尋ねると「やりきりました」と答えてくれました。
まるで高校生とは思えない堂々とした演技でしたが、幼さの残るその顔から、今日の公演は今の瞬間しかできない、貴重な経験となっただろうと思います。