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飛鳥未来高等学校
2018年03月12日
「絶対に守ってもらえる」安心感(横浜・通信制高校)
飛鳥未来高校横浜キャンパスは、3月8日(木)、横浜市教育会館で平成29年度卒業式を挙行しました。同校「全日総合コース」「3DAYコース」「スタンダードコース」「ベーシックコース」合わせて176名が卒業証書を授与されました。
答辞を述べたのは、中学時代に不登校を経験した女子生徒。学校に行けない自分を恥じ、家族にも言えず、一時は「学校に行ったふり」を続けていたと言います。そんな彼女の心の扉を開いたのがお母さん。叱ることなく「すべてを受け入れた」と振り返りました。
「どこでもいいから」という理由で入学した飛鳥未来高校。しかし、多くの挑戦の機会が彼女を待っていたのです。その第一歩が入学式での「新入生代表の言葉」。実は、中学での不登校のきっかけは「人前に立つこと」でした。「また同じことが繰り返されるのではないか」。不安が募る中、背中を押してくれたのが飛鳥未来の先生たち。
「私の再スタートの機会を入念に準備してくれ、『絶対に守ってもらえる』という安心感がありました」
「新入生代表の言葉」を読み終えた後、先生だけでなく、クラスメイトからも称賛の言葉が。「この学校はお互いの良いところを素直に認めあえる温かい場所。私はこの場所に、居場所が作れると感じました」
以後、在校生スタッフや部活動、クラス委員長、実行委員など、様々な分野に挑戦していきます。上手くいかなくても、そこであきらめなかったのは、自分以上に、自分のことを信じてくれる親や先生、仲間に出会えたから。
卒業後は「夢を叶えるための勉強」を続けるとのこと。「それは努力が簡単には報われず、結果が思うように出なくても、諦めず続ける忍耐力が必要な夢です。その夢を叶えることで、今度は私があきらめないことの大切さを教える人になりたいです」と、力強く誓いました。