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特集記事

2018年08月13日

養護教諭「いじめ対応」調査 4割が対応に不安(2/3)

「いじめられる側にも原因がある」現場で対応する養護教諭の本音

 

 

 

いじめ問題では、以前から「いじめられる側にも原因がある」という意見が根強くあります。これらの見解には賛否があり、「何があってもいじめは許されない」「いじめの原因を被害者に押し付けている」といった批判も数多く見受けられます。

 

この疑問について養護教諭に質問を行いました。前提として、回答者は「いじめは絶対によくない」という立場であり、今回のヒアリングでは、あくまで過去のいじめ対応の経験上、そのように「感じたことはあるか」という聞き方をしています。その結果、「いじめ被害者にも問題があると感じた」と答えたのは回答者全員でした (「ある」50%、「ややある」50%)。

 

自由回答では「いじめられている本人が、無意識に相手が傷つくようなことをしている」(公立小学校)など、トラブルの原因を本人が作っているケースのほか、「コミュニケーションの取り方に課題があると感じる。自己否定をし、他人の冗談を流せない」(公立中学校)、「関 わり方の問題であり、その子自身が悪いわけではないが、協調性がなかったり、発達の課題をいじられやすい傾向がある」(公立中学校)など、特にコミュニケーションへの課題や、発達障害をはじめとした特別な支援を必要とする生徒への課題があげられました。

 

これらは被害者本人が抱える課題を日々目の当たりにする養護教諭の率直な意見です。なお、その課題について直接本人に伝えているかという質問では、「ある」20%、「ややある」50%、「ない」30%と意見が分かれました。

 

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