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大学って何①
学びの道は多種多様、自分に合う学校は必ずある<その1>

 2018年7月17日

 
「高等教育」という言葉を知っていますか? よく高等学校の教育と間違われますが、実は高校を卒業した後の教育、すなわち大学や短大、大学院、専修学校(専門課程)などでの教育のことなのです。ちなみに、就学前教育(幼児教育)は幼稚園、初等教育は小学校、中等教育は中学・高校における教育となります。

日本では高校卒業者の半数以上が大学に進学しており、短大や専門学校も含めれば高等教育を受ける人は8割に達しています。そこで、このコラムでは、どのような学校があり、何をするのか、入学するにはどのようにすればいいか、などについて紹介をしていきたいと思います。

まずは学校の種類についてみてみましょう。よく知られているのが4年制の大学で、国立、公立、私立があります。ただし、医学部・歯学部・獣医学部・薬学部は卒業までに6年かかります(薬学部でも薬剤師にならない課程は4年で卒業できます)。2年制または3年制の短期大学もよく耳にすると思います。3年制は、看護師や歯科衛生士、教員、保育士など医療や教育分野の資格を取る課程が多く、やはり国立、公立、私立があります。

大学、短大とも昼間課程と夜間課程がありますが、昼間主課程・夜間主課程と「主」が付いているところは、昼と夜の両方の授業を受けることができます。また、大学には通信制課程を持っている大学も多く、サイバー大学と東京通信大学のように通信制専門の大学もあります。

国立大学の中には「科学技術大学」という言葉が付いた大学がありますが、これは高等専門学校(高専)からの3年次編入が中心です。その高専は、中学卒業後入学する5年制の学校なので、4年生からは高等教育ということになります。

もちろん、海外の大学に留学するという道もあります。外国人の日本に対する関心は年々高まっていますが、日本人の意識は内向きになっていると言われ、留学しようという若者もなかなか増えません。積極的に世界に目を向けて欲しいものです。

また、テンプル大学や天津中医薬大学、北京語言大学などは外国の大学ですが、国内のキャンパスで学び、卒業することができます。

次回も続いて高等教育について紹介しますが、図をみながら全体像をつかみ取ってください。