通信制コンシェルジュ「進路相談日記」72
体調不良で転校を検討しており、体育スクーリングが特に不安です。
2023年7月3日
-こんなご相談を受けました-
▶体調不良で転校を検討しており、体育スクーリングが特に不安です。①相談者:高校1年生女の子のお母さま
②相談場面:合同相談会(福岡)にてご相談
③進路選び経過:高校に進級してすぐくらいから体調を崩し、ほとんど学校に行けていない。留年も見えてきたところで、今の状態では在籍校で卒業まで頑張るのは難しいとご本人も親御さんも感じており、通信制高校を探しているところ。
④ご本人の状態:体力面に不安があり、丸一日学校に行くと疲れてしばらく体調を崩してしまう。高卒資格は取りたいし、体調が戻ったら大学や専門学校への進学も考えたいので通信制高校への転校には前向きだが、不安も大きい。
▶相談内容詳細
※以下、ご相談者様を「相」、コンシェルジュを「コ」と表記
相:うちの子は高1なんですが体調の問題で今ほとんど学校に行けていなくて…。今日も一緒に来ようと思ったんですが、体力面にも不安があるので、私一人で来ました。
コ:ありがとうございます。親御さまお一人からいらっしゃるパターン、とても多いのでどうぞ色々ご覧いただければと思います。在籍校では留年の話も出てきている感じでしょうか?
相:はい、学校の先生からはあと数回で留年になると聞いています。それでなくてもテストを受けに一日登校するのも難しい状況なので、このまま全日制高校に在籍し続けるのも難しいなと感じているところです。
コ:そうですね…。通信制高校なら、一番少ないもので年間数日のスクーリングで済むところもあり、体調に無理なく進めていけるかと思いますよ。
相:年間数日でいいんですね…。それならなんとか自宅学習中心で進めていけるかもしれません。
もう一つ気になっているのが体育のことなんですが、通信制高校の体育はどんな感じなんでしょうか…?あまり激しいスポーツは難しいと思うんですが…。
コ:学校にもよりますが、通信制高校の体育は、激しいスポーツというよりは無理のない範囲でできるもののことが多いですよ!
散策といった誰でも楽しみやすい内容のこともありますし、体調がすぐれない生徒さんに向けての措置として、見学をしてレポートを出すことで単位認定ということもありますし…。
今までどんな対応をされてきたのかなど、各校で聞いていただいてもいいかもしれません…!
▶お答えした学校選びのヒント
運動や体育の授業に苦手意識があったり、体調面にご不安がある場合はことさら、体育スクーリングのことが気になるものだと思います。
実際ご相談の中で「体育は絶対にやらないといけないですか?」といったご質問もよくお受けする質問の一つです。
体育を高校生活の中で全く受けないということはできないのですが、色々な生徒さんが集まる通信制高校では、みんなが楽しめる内容になっていることが多い印象です。
私が実際に見てきた例では、校舎から少し離れた観光スポットをみんなでハイキングして、その後はその近隣を友達同士で自由に観光したり、ラジオ体操程度の軽い運動だったりと、全日制高校よりもハードルの低い内容でした。
そもそも全日制高校に比べて通信制高校はスクーリングの日数も少ないので、全日制高校の体育と比べると、負担は大きく軽減されると思います。
学校によって様々な特色の授業を開講しているので、気になる方はぜひ合同相談会などで「どんな体育の授業をしているのか」なんてことも、聞いていただくといいかと思います。
どうしても難しい場合は、特別な措置を取ってくれる場合もあります。
詳しくは学校へご相談いただくのがおススメです。
今回は体力面の不安が大きいとのことでしたが、年間数日の集中タイプよりは、月1・2回でばらして通いたいということでしたので、そのような学校をいくつかピックアップしました。
また現状では新幹線や飛行機に乗って長時間移動するのも難しそうということだったので、上記から通っているキャンパスや近隣のキャンパスでスクーリングが受けられる学校を絞り込み、お伝えしました。
・・・いかがでしたか? 同じような状況のご相談、最近増えています。
進路選択の際に、参考にしてみてください(^-^)
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