通信制コンシェルジュ「進路相談日記」86
英語が苦手でも、海外留学のサポートを受けられますか?
2024年5月7日
-こんなご相談を受けました-
▶英語が苦手でも、海外留学のサポートを受けられますか?①中学3年生女子生徒のお母さま
②相談場面:合同相談会(愛知)にて相談
③進路選び経過:海外への憧れがあり、留学を検討しているが、中学はほとんど不登校だったため、中学校レベルの英語が追い付いていない。英語を基礎から学びながら留学できる学校を探している。
▶相談内容詳細
※以下、ご相談者様を「相」、コンシェルジュを「コ」と表記
相:子どもは小さい頃から海外への憧れがあって、高校では留学をしたいと言っています。でも、中学校はずっと不登校で、英語レベルは中学1年生くらいだと思います。そうした状態からの留学は難しいですよね?
コ:すでにそうした夢や目標があることは素晴らしいですね。通信制高校でも留学をサポートしている学校はたくさんあります。留学の仕方もいろんなかたちがありますので、お子さまの状況に合わせながら相談ができると思いますよ。
相:そうなのですね。通信制高校の留学にはどんなパターンがありますか?
コ:はい、通信制高校はどの学校でも3年間の中に自由な時間がたくさんありますから、その時間をどう活用していくかがポイントになりますね。たとえば3年間まるまる留学することも可能ですし、1週間から1か月程度の体験的な留学を行うこともできます。
相:なるほど、いろんな留学パターンがあるのですね。ただ、いきなり留学するのは難しいかなと思います。留学スケジュールなどは決まっているのでしょうか?
コ:その点は学校によって異なります。ある程度、留学時期が決まっている学校もあれば、いつでも自分の行きたいタイミングで留学できる学校もあります。ただ、いずれも行く・行かないを自分で選んでいける点は変わりません。たとえば、1年生、2年生の時は、学校で英語を学びながら準備を進め、3年生の時に留学するということもできますね。また、いつでも留学機会がある学校などは、国内である程度英語レベルや準備が整った段階で渡航することも可能です。ほかにも、お試しで短期留学をしてみてから、次に長期で留学してみるなど、使い方によって柔軟に対応できますよ。
相:なるほど! せっかくなので、子どもにはたくさんの経験をしてもらいたいと思っています。ですから、たくさん留学機会のある学校だとうれしいですね。でも、留学を目指す生徒さんは、みんなもともと英語が得意だったりするのですよね?
コ:いえ、必ずしもそんなことはありません。お子さまと同じように、英語は苦手だけれども留学をしたいと思い、通信制高校に進学された生徒さんはたくさんいます。また、現地で自校のキャンパスを持っていたり、日本人スタッフが丁寧にサポートしてくれる学校もありますから、みなさん安心して留学されていますよ。
相:そうなのですね、それは安心です。
コ:各学校の説明会などでは、そうした先輩の体験を聴ける機会もあると思います。また、個別相談の際にも、お子さんと同じような状況の生徒さんがどんなふうに留学されたのかなど、いろんな事例を先生方にお聞きになると良いと思います。
相:ありがとうございます! では、留学サポートのある学校をいくつか相談してみたいと思います。
▶お答えした学校選びのヒント
通信制高校合同相談会では、語学や留学に興味のある方の相談も増えてきています。
ただ、英語に自信のない方、中学校からの学び直しを必要とする方も多く、そうした方々は全日制高校の英語科や留学制度のある学校への進学には不安を抱えているようです。
通信制高校にも、語学や留学をサポートしている学校がたくさんあります。これらの学校は、通信制高校の大きなメリットとなっている「自由な時間」を上手に活用して生徒さんたちをサポートしています。
「自由な時間」をどのように活用するのかは、個々の生徒さんの自由です。もともと英語が得意な方であれば、3年間まるまる海外で過ごし、日本の通信教育を現地で受けることも可能です。
一方、相談者の方のように、「英語が苦手だけど留学したい」といった方は、まず入学後、空いた時間を活用して、トコトン国内で英語を学び、小・中学校レベルから留学レベルまで語学力を向上していくことが可能です。そこで準備が整ったタイミングで、短期、中期、長期と、自身の都合に合わせて自由に留学することができます。
一度、お試しで短期留学をし、自信をつけてから長期留学する方もいます。このように自分の状況に合わせて柔軟に対応できる点も通信制高校の大きな特長となっています。
また、語学や留学をサポートしている学校では、こうした事例をたくさん持たれているはずです。実際の先輩方の様子など、学校見学や個別相談などを通してお聞きになられることをお勧めします。
・・・いかがでしたか? 同じような状況のご相談、最近増えています。
進路選択の際に、参考にしてみてください(^-^)
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