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パンサー・菅良太郎さん スペシャルインタビュー

芸人になるなんて思ってもみなかった。サポート校での出会いがお笑いを目指すきっかけ。

 お笑い芸人 (よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属) パンサー・菅良太郎さん

バラエティー番組などで活躍中のお笑い芸人、パンサーの菅良太郎さん。
中学校を卒業後、通信制高校サポート校の東京共育学園高等部に進学。自分のペースで勉強に取り組み、「自分らしい生き方」を見つけていきました。
お笑い芸人を目指すきっかけになった学校生活のエピソードや、これから通信制高校などへ進学を考える中高生に向けて、お話を伺いました。

自分のなかでやる意味がないことに時間をかけるのが好きじゃなかった。

ー通信制高校に入学しようと思った経緯を教えてください。

僕、中学校にあまり真面目に通っていなかったんですよね。4時限目から登校したり、受験勉強もしていなかったです。数学の授業も大人になってから一回も使わないと思っていて、自分のなかでやる意味がないことに時間をかけるのが好きじゃなかったです。多岐に渡って勉強しておけば選択肢が増えることはあると思いますが、適当に就職してなあなあで仕事はしたくないと思っていました。

なので、やりたいことをやろうと思って、校則が少なく、自分のペースで過ごせる通信制高校に魅かれました。


ー高校生活はどうでしたか?

僕は、東京共育学園高等部というサポート校で日々の勉強をみてもらっていました。サポート校の先生は、レポート提出が遅れたりすると、ハッパかけてくれましたね。あまりに遅いと凄く怒られもしました。

だからこそ僕は先生にすごく感謝しています。中学時代の先生は、放任というか諦めている感じだったので、はじめて正面から熱くぶつかってきてくれる先生に出会えたんです。


ー生徒の雰囲気はどうでしたか?

生徒の中にはイジメが原因で登校拒否になり、通信制高校を選択した子も多くいました。でも、東京共育の中でイジメはありませんでしたね。そもそもスクーリングにきちんと通えば、他の日は登校しなくても平気なのが通信制高校です。その上で通える場所を求めている子たちがサポート校に通っています。自分たちが求めた場所を、わざわざ“悪い場所”にしようと思う人もいないですよね。だからイジメがないんだと思います。

僕のクラスでのことですけど、中学校でイジメられて登校拒否になっていた子が学年のリーダー的存在になっていました。新しい部活を立ち上げたり、学級委員長をしたりしていましたよ。

卒業式では僕が答辞を読みました。学校での思い出や、3年生になる生徒たちに向けて、お手紙みたいな感じです。「堅苦しいのではなく、自分の言葉で書け」と担任の先生に言われましたね。

その先生も卒業のときに生徒一人ひとりに手紙をくれました。