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専門学校の選び方と押さえておきたいポイントその⑥
学力とは必ずしもリンクしていない専門学校の入試の種類と特徴

 2018年10月25日

 


学校の入試といえば学力試験や面接などがあります。今回は、※学力とは必ずしもリンクしていない専門学校の入試の種類と特徴についてお伝えします。
(※医療系専門学校以外となります。医療系分野の多くは募集定員数に対して応募者が多く、学科試験や適性試験を実施し、面接も専門的な対策が必要になる学校がほとんどです。)

|学力にあらず、やる気とアピール力が入試のポイント

まずは、入試の時期によって異なる3種類の入試方法を押さえておきましょう。

[AO入試]
一番早くスタートするのが、ここ数年で入試の主流になってきたAO入試といわれるもので、だいたい6月からエントリーという手続きが始まります。

内容は、2、3月かけて課題を提出したり、数回のプレゼンテーションを行なったり、学校によってまちまちです。対策としてオープンキャンパス、体験入学に参加することで全て解決できると言っても過言ではありません。

逆に、学校案内のパンフレットや学生募集要項をみているだけでは対策が難しいと言えます。

AO入試で出願すれば、受験料の免除や独自の奨学制度が受けられ、学費的にもおトクになる学校も少なくありません。

早くから学校選択に時間をかけた人には向いています。

[推薦入試]
10月1日からは、推薦入試の出願受付がスタートします。推薦入試は、出願書類審査と面接がセットになっている学校がほとんどです。

“推薦”と言うぐらいなので、誰かしらの推薦が必要な他者推薦と自らをアピールする自己推薦があります。自己推薦の進化形を時期的に前倒しにしたのがAO入試と捉えてもいいでしょう。

他者推薦は、高等学校長やクラス担任、あるいは部活の顧問など在学している高校の職員の推薦になります。校長が推薦者になっている場合は、一般的に指定校推薦と言います。

志望する専門学校に自分の高校のOB、OGがいたり、実績や繋がりが強かったりする場合には向いている入試方法と言えます。

推薦にまつわる書式、書類などは学生募集要項に添付されています。決して、ふるいにかける入試ではないので、高校のクラス担任や進路担当など高校側との綿密なやり取りをしていれば大丈夫です。

[一般入試]
そして、11月1日から出願受付が開始され、一番遅くスタートするのがこの一般入試です。こちらは、面接がなく出願書類の審査だけで合否が決まる学校がほとんどです。

出願書類に調査書の提出は必須ですが、評定平均などの学力を測る数値がモノを言うのではなく、出欠席や遅刻など、学生生活の在り方が問われます。高校と専門学校の繋がり具合にもよりますが、必ずしも通学スタイルとは限らない通信制高校の生徒はAO入試か推薦入試の方が向いています。

一般入試は、大学との併願で合否の結果待ちの場合や就職希望で内定の結果待ちなど、受付時期が遅い分、進路変更が想定される場合に活用すると良いでしょう。

以上3種類の入試方法があり、それぞれにお伝えした通り、どちらが向いているかは人によって異なります。

同分野複数校を入念に比較検討した上で、絞り込んだ専門学校の入試広報担当のアドバイスを受けながら、入試方法を決めると良いでしょう。保護者だけでなく、色々な人に相談しながら、志望校を絞り込みつつ入試方法を決める過程にこそ、進路実現を成功に導くカギが潜んでいます。

いずれの方法を選択するにせよ、専門学校の入試のポイントは就きたい仕事への想いやヤリタイことへの意欲を書面や面接でいかにアピールできるかになります。

次回は、専門学校受験の志望動機、志望理由の書き方、伝え方を解説します。