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椎名雄一先生コラム『不登校に効く心理学の話』59
新学期を迎える準備

 2025年4月1日

 


カウンセリング室の椎名雄一です。
日々皆さんとメッセージのやりとりをさせていただいたり、カウンセリングをする中で気づいたことなどをこのコーナーでお伝えしています。

新しい学期が始まると、子どもたちも親も、新しい環境や変化への期待と不安が入り混じります。新学期が始まる前に、親子でできる「心と体の準備」をご紹介します。

1.あいさつ
新しい学期に慣れるためには、人と関わる第一歩、「あいさつ」が重要です。「おはよう」「こんにちは」といったひとことで人はつながることができます。親子であいさつを交わすことで、子どもは自然とその習慣を身につけ、学校でもスムーズに会話のきっかけを作ることができます。「あいさつ」が当たり前になることを目指しましょう。

もし、あいさつが習慣化されないと、友達を作る機会を逃します。「あいさつできない子」と思われてしまうデメリットは想像以上です。それにより孤立感を感じやすくなったり、通いにくさにつながってきます。

2. ゲームやアニメの話題で共通の興味を見つける
中学生や高校生にとって、ゲームやアニメは重要な話題の一つです。親として、普段は興味がない分野であっても、子どもに「最近ハマっているキャラクターは?」「どんなゲームが面白い?」と聞いてみることで、子どもとの距離がぐっと縮まります。そしてそれは新学期からの友だち作りの練習にもなります。

3.生活習慣の改善は夜からでもOK
「朝起きられない」「夜更かししてしまう」という悩みはよく聞きます。無理に朝型に切り替えようとするのではなく、夜の活動量を増やすことから始めるのがおすすめです。最初はゲームから始めても良いので、会話をしたり、一緒に映画や動画を見る。学校ではレクリエーションにトランプやUNO、ジェンガなどをすることがあります。最近では新しい卓上のゲームもでていますので慣れておくのもおすすめです。活動量が増えてくると体力もついてきます。昼間にやりたいことも増えてきたりするので徐々に時間帯を変えていくのがおすすめです。

「これをしなくてはいけない」と焦ると楽しめません。
むしろ一生懸命楽しんで、「会話は楽しい」「自分は面白い」のような感覚を身につけることが大事ですね。一緒に楽しみながら、無理なく新しい習慣を作っていきましょう。