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クラーク記念国際高等学校
2024年10月25日
第41回高校生手話スピーチコンテストで第3位入賞!(北海道など・通信制高校)
クラーク記念国際高校(北海道など・通信制高校)所沢キャンパス1年の信太さんが、8月18日(日)に開催された「第41回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」で第3位に入賞しました。
今大会では、全国から応募のあった79名を書類と動画で選考。通過した10名の生徒が有楽町朝日ホールで大勢の観客を前に手話でスピーチを行いました。
信太さんは、スピーチでは『偏見のない未来』というタイトルで、高校から聴者の学校に入学して気づいたことを述べました。
高校入学までは社会で活動する際、ろう者が理解されていないと感じることがあったと言います。
しかし、聴者の高校で同年代との交流を通じて、聴者との壁がないことを実感し、壁があると感じていたのは自分の偏見であったことに気づいた経験を伝えました。
そして、「ろう者についてもっと知ってもらうために、手話やろう者の習慣、歴史、芸術性についても伝えていき、同年代からお互いの立場を理解し合い、『偏見のない社会』を作りたいと考えています」と、力強く思いのこもった手話で述べました。
手話を日常的に使う信太さんは、小・中学生の頃はろう学校に通っていました。しかし、「耳の聞こえる人達ともっと話してみたい。ろう者の可能性を広げたい」という思いで、今年4月からクラーク記念国際高校に入学。
日常生活では、主に音声を文字に変換するアプリを使用したり、筆談でコミュニケーションをとったりし、授業はアプリを活用しながら受けています。
信太さんはとても明るくポジティブな性格で、同級生ともっと話したいという思いから『手話同好会』を立ち上げました。
また、体を動かすのも好きで、複数の部活に所属しながら、学校生活を楽しんでいます。
周りの同級生も、信太さんが授業で困っているときやグループワークの際に、手話が使えなくてもアプリや筆談でサポートしています。
手話に興味を持つ生徒も増え、信太さんに教えてもらっているようです。
【担任の和地先生のコメント】 |
大会を通して、信太さんがキャンパスに入学した思いを改めて知ることができ、私自身も非常に多くのことを学ぶ貴重な機会となりました。担任として、信太さんとのコミュニケーションをさらに深めるため、少しずつ手話を教えてもらっています。信太さんに「楽しい高校生活だった」と感じてもらえるよう、卒業まで全力でサポートしていきたいと思います。 |